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円高不況、1ドル=80円台が投資市場に与える影響は?
経済トレンドレポート 2009/11/24 |
円高不況、1ドル=80円台が投資市場に与える影響は? |
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2000年以後、最大の円高不況
世界各国では株価上昇、日本でも7~9月期GDPは回復傾向。にもかかわらず、10月、11月と1ドル80円台の円高となり、自動車などの輸出産業が損害を受け、深刻な円高不況(円高デフレ)状態になっている。
企業業績のカギとなる「想定為替レート」は1ドル102円程度
企業の平均想定為替レートは09年3月期通期で1ドル102円という想定であった。企業はこの想定為替レートによって業績予想を行う。だが、すでに90円を割っているため、業績下方修正が今後各企業からでてくると考えられる。トヨタにいたっては1円の円高で400億のマイナス。右図の80円台領域は企業業績悪化危険ゾーンと言えるだろう。
円高不況での投資スタイルは、どうあるべきか?
円高により輸出企業の業績が悪化するのであれば、内需拡大に期待できれば円高=株安とはならない。だが、内需拡大の具体的政策が打ち出されないため、円高=株安がイメージされやすい。しかし、過去の円高時期に有効だったシステムトレードを探すことができれば、円高=株安であったとしても資産を増やすこと可能かもしれない。円高不況と言われるが投資家としては「買い」だけが投資ではないので「売り」も含めたシステムトレードを自身のポートフォリオに組み込むことがこの時期の投資スタイルとしてあっているのではないだろうか?
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ドル円と日経平均の動き
(2009年1月~11月)
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